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_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 地方公務員拾遺物語 【第74号】 〜警察前の死闘〜 2004/2/29 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ このメルマガのコンセプトは、「地方公務員の雑談」。 これは、事実か虚偽か、フツーか特殊か。 すべて読者のご判断に委ねます。 ■もくじ■ 【１】警察前の死闘 【２】解説 【３】編集後記 _______________________________________________________________________________ 【１】警察前の死闘 とあるスーパーで、店員さんが、万引きした若い女性の身柄を確保。 車で警察署の前まで連れて来た。 しかし、この女性、往生際が悪かった・・・ 女性 「なんで、私が警察に行かなきゃなんないのよっ！」 店員 「自分が悪いことしたって、わかんないの？！」 女性 「わかってるから、もういいでしょ！」 店員 「だったら、警察に行くのは当然でしょ！」 女性 「そんなの知らないわよ！もう帰るから離してよっ！！」 店員 「ダメですっ！」 女性 「か・え・る！い・か・な・い！！」 エスカレートする騒ぎ。 冷静さを失う二人。 騒ぎに気付いた警官が出てきた・・・ 警官 「あのー・・・」 店員 「後でお話ししますっ！今、取り込み中なんです！！」 女性 「だから、放っといてって言ってるでしょ！大体、アナタ、しつこいわよ！！」 店員 「往生際が悪いよ！いいかげんにしなさいっ！！」 女性 「なによ！あんまりしつこいと、警察呼ぶわよっ！！」 警官 「いや、だから・・・」 ・・・なにやってんだ、こいつら？ ______________________________________________________________________________ 【２】解説 解説するまでもないが、万引きは犯罪だ。 罪を犯すことは、相手に損害を与えるだけではない。 自分は社会やコミュニティでの居場所を失い、家族にも同様の苦痛を与えることになる。 何があっても、このような罪を犯してはならない。 さてさて、犯罪者も人間。 警察署の前まで来ると、やはり、怖いのか。 自己中にもヒステリックにもなるようだ。 今回、どうも、ヒステリーは、捕まえた側にも伝染したようです（笑）。 ちなみに、今回登場の警官。 苦笑いして、署の中に戻っていきました。 その後は、確認していません・・・（笑）。 ちなみに、万引きの逮捕現場は、何度か目撃しましたが、見事なものです。 うろたえる犯人を、まるで、迷子の子どもを保護するかのごとく、事務室に連行。 手慣れたものです・・・って、慣れたくもないか。 こんなこと・・・（笑）。 ______________________________________________________________________________ 【３】編集後記 犯罪といえば、今朝のこと。 某・大手新聞社の朝刊を見ると、 「松本被告死刑」との、大見出しが白抜きで一面を飾っていました。 オウム事件の高裁判決であるということは、言うまでもありませんが、 この見出し、非常に異例の書き方だったりします。 まず、第一に、業界では、このような漢字だけの見出しのことを、 「戒名見出し」と言って、忌み嫌います。 通常は、必ず「ひらがな」を混入させます。 漢字だけの見出しは、まず、ありえません。 また、見出しは「何が、どうなった」を簡潔に表現することが基本。 「死刑」だけでは、死刑になったのか、死刑が宣告されたのかを語っていません。 今回の場合であったら、 「松本被告に死刑判決」と、標記するのが当然。 「松本被告死刑」 これは、うがった見方をすれば、一種、宣告にもとれます。 また、わざと「戒名見出し」を使うことによって、 死すべきことが当然であると言っているのかもしれません。 社会情報を重視する業界では「新聞は行間を読め」と言います。 私はこの、たった６文字の行間から、あふれんばかりの怒りと憎しみを感じました。 なお、この裁判、判決直後に被告が上告しています。 そのため、厳密には有罪であることも、死刑にされることも最終的に確定したことではありません。 念のため、書き加えておきますが・・・ ホント、おぞましい事件でした。 後世、治安行政にも、人の心にも、大きな教訓であり続けることを祈ります。 Copyright (C)K.K. 2002-2004 All Rights Reserved.
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