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地方公務員拾遺物語 【第69号】
   〜脱税と滞納〜
                    2004/1/25

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このメルマガのコンセプトは、「地方公務員の雑談」。
これは、事実か虚偽か、フツーか特殊か。
すべて読者のご判断に委ねます。

■もくじ■
【1】脱税と滞納

【2】解説

【3】編集後記

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【1】脱税と滞納

役所の税務課にて・・・

住民 「ねぇ。脱税って、犯罪でしょ」
職員 「そうですよ」
住民 「でも、税金の滞納って犯罪じゃないですよね?」
職員 「・・・え?」
住民 「いや。取り立てをかわし続けたら、どうなんのかなーって」
職員 「それは・・・言えません」

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【2】解説

こっそりやると検察が飛んでくる。
でも、堂々とやると・・・さて?

一般に、
税金の滞納=差し押さえ
・・・ということが言われる。

しかし、公務員も血の通った人間だ。
しかも、差し押さえる相手は、わがまちの住人。
なかなか差し押さえには踏み切れない。
押し問答や家庭訪問が、何年も続くことも少なくない。

また、すべての税金滞納者が、悪意を持って滞納しているわけではない。
現在の、また、近い将来に予測される困窮のため、心を痛めながら滞納している人も多い。

税の督促(取り立て)に行った家庭が、電気・ガスを止められていた日には、督促どころか近くのコンビニで弁当買って差し入れなんて事態も、なきにしもあらず。

そう。
差し押さえは、本当の最後・究極の行政処分なのである。

ですから、みなさん。
納税できる人は、冗談でも滞納しちゃダメですよ。
世の中、善意で成り立っているのですから・・・

ちなみに、取り立てをかわし続け、かつ、差し押さえされなかった場合はどうなるのか?
それは、ここでは書けません。

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【3】編集後記

もうすぐ2月。
確定申告のシーズンです。

2月になってからあせらないように、そろそろ準備しておきましょうね。

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地方公務員拾遺物語 【第69号】 〜脱税と滞納〜
                    発行者:K.K.
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