_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 地方公務員拾遺物語 【第64号】 〜消防団出動!【山刈り編】〜 2003/12/21 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ このメルマガのコンセプトは、「地方公務員の雑談」。 これは、事実か虚偽か、フツーか特殊か。 すべて読者のご判断に委ねます。 ■もくじ■ 【1】消防団出動!【山刈り編】 【2】解説 【3】編集後記 _______________________________________________________________________________ 【1】消防団出動!【山刈り編】 これは、とある寒い冬。 田舎の小さな役所での話・・・・・・ 総務部長 「○○山で、地元の老人が山菜取りに出かけたまま、行方不明になった。役場の全ての男性職員及び消防団に動員をかける。山狩りだ!!」 職員A 「すみません。今から有給休暇いただきます」 職員B 「あ、私も」 職員C 「同じく」 総務部長 「おまえら〜、住民の生命をなんと考えとる!!それとも、そんなに山狩りが嫌か!!」 職員A〜C 「消防団の制服に着替えてきます。消防団の役員やってるもんで、役場職員としてではなく、消防団員として出動します」 総務部長 「・・・許す」 _______________________________________________________________________________ 【2】解説 田舎には必ず存在する消防団。 地域の自主防災組織で、火事や水害、行方不明事件が起きると、自分の命をかえりみず、消防服に着替え、住民の安全と財産を守ります。 昔は、お百姓さんや個人商店の跡取息子など、デイタイムでも、動員可能な消防団員は多かったそうです。 しかし、田舎でも都市に通勤するサラリーマンが増え、平日の日中に動員できる消防団員は、地元出身の役場職員ばかり。 地方公務員が、有給休暇出して、地元住民を守るボランティアを行う・・・ 別に、有給休暇出さなくったって、住民を守るのは、公務員の基本的な責務じゃないの? かといって、消防団の役員だったら、そーいうわけにはいかないか。 どう思います? _______________________________________________________________________________ 【3】編集後記 近年では、全国的に人員不足な消防団。 とある町では、定員確保のため、役場職員で地元に住んでいる者は、例外なく消防団に編入されるのだとか。 かんべんしてくれ〜。 _______________________________________________________________________________ Copyright (C)KK 2002-2003 All Rights Reserved.
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