_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 地方公務員拾遺物語 【第60号】 〜夢のある仕事〜 2003/11/23 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ このメルマガのコンセプトは、「地方公務員の雑談」。 これは、事実か虚偽か、フツーか特殊か。 すべて読者のご判断に委ねます。 ■もくじ■ 【1】夢のある仕事 【2】解説 【3】編集後記 _______________________________________________________________________________ 【1】夢のある仕事 職員A 「え?Bさん、ウチの役所に来る前は宇宙開発やってたんですか?」 職員B 「まぁな」 職員A 「そんなところから、また、どーして、こんな片田舎に……」 職員B 「夢がないから・・・」 職員A 「は?」 職員B 「夢がないんだよ。宇宙には」 職員A 「何言ってんですか!宇宙開発っていったら、夢一杯・男のロマンじゃないですか!!」 職員B 「あのな。おまえ、考えたことあるか? 1kgの物体を人工衛星の軌道に打ち上げようと思ったら、一体、いくらかかるか。最近安くなったけど、最低でも何百万の世界だぞ」 職員A 「・・・はい?」 職員B 「しかも、人工衛星の制作費抜きだぞ。宇宙ステーション級の重量を打ち上げようなんて考えた日には、日本の宇宙開発予算の何年分がかかると思ってんだ!小さな国だと、国家予算全額使っても、その燃料費すら出せんのだぞ」 職員A 「・・・(えらく現実的な話だな)」 職員B 「宇宙船で宇宙旅行なんて計画したら、基礎技術の開発からはじめなきゃならん。それこそ地球規模での資本と資源の無駄遣いだ。 そんなことを理解した上で、財務省のえらいさん、ひいては国民から血税をむしりとらねばならんのだぞ。 しかも、実現する保証なんて、どこにもない!! ・・・って、考えだしたら、嫌になってな(溜息)」 職員A 「・・・・・・」 職員B 「そのうち、こんな無駄遣いするより、もっと、まちに緑を増やしたい。もっと、お年よりや子どもが喜ぶ仕事をしたい。みんなの笑顔が見える仕事がしたいって思ったんだよ」 職員A 「・・・なるほど」 職員B 「な、今、俺たちがやってる仕事こそが、本当に夢のある仕事なんだよ。わかるか?」 職員A 「なんか、納得できないんですが、そーいう考え方もあるよーな気にもなってきました」 職員B 「ふっ。まだまだ若いな」 ______________________________________________________________________________ 【2】解説 何かを実現できることに夢があるのか、無限の可能性に挑戦することが夢なのか。 職員B氏にとっては、前者だったのだろう。 職員B氏が、100年前、東京湾アクアラインや本州四国連絡橋の仕事をしていたら、やっぱり退職していたかもしれない。 ______________________________________________________________________________ 【3】編集後記 そーいや、1999年頃、ペプシコーラのプレゼントで、2001年宇宙の旅という懸賞があったが、どーなったんだろう。 誰か知りません? Copyright (C)KK 2002-2003 All Rights Reserved.
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