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地方公務員拾遺物語 【第48号】
   〜お盆休み〜
                    2003/8/31

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このメルマガのコンセプトは、「地方公務員の雑談」。
これは、事実か虚偽か、フツーか特殊か。
すべて読者のご判断に委ねます。

■もくじ■
【1】お盆休み

【2】解説

【3】編集後記

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【1】お盆休み

役所は政教分離が原則。
だから、お盆休みはない。
そのかわり、夏の間、3〜5日程度の休暇をもらい、交代で休むのである。
しかし、お盆に集中して休む人もいる・・・

職員A 「最近、Cさん見かけないんですけど、お盆の里帰りですかねぇ?」
職員B 「いや、本業が忙しいんだろ」
職員A 「???」
職員B 「知らんのか?Cさん、○○寺の住職だぞ。お盆は忙しいに決まってるじゃないか」
職員A 「兼業?・・・そんなの、ありですか?」
職員B 「法的に問題はない」
職員A 「どうして?公務員は内職とかしちゃだめなんでしょう?」
職員B 「昔、裁判所がO.K.出したらしい。よくわからんが、神仏にたてついてはいかんってな」
職員A 「・・・・・」

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【2】解説

執筆、財産収入など、一部の例外を除いては、基本的に公務員が副業を営むことは許されていない。
しかし、僧侶は例外だ。
何故に?
答えは簡単。

僧侶は労働者ではないから。

つまり、お布施は労働に対する報酬ではないのである。
厳密には、言い切ってよいのかどうか自信はないが、法的にお布施は寄付行為の一種と考えられるようだ。

兼業僧侶の公務員は結構多い。
そのため、お盆のシーズンには、まとめて夏期休暇を消化、本業・・・もとい、聖職のために奔走する。

日本の夏は、こうやって成り立っている・・・

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【3】編集後記

公務員の副業といえば、霞ヶ関官僚の執筆なんかが有名ですね。
あれは、どういう理屈でO.K.なんでしょうかねぇ?
よくわかりませんが・・・

もっとも、私も現役で、執筆謝礼の収入を得たことがありますので、あまりどうこう言えません(苦笑)。

あと、判例では、僧侶でも使用従属関係があれば、労働者として認められます。
念のため。

このネタ、2週間遅れちまったい・・・反省。

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地方公務員拾遺物語 【第48号】 〜お盆休み〜
                    発行者:K.K.
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