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地方公務員拾遺物語 【第40号】
   〜予算査定【災害復旧編】〜
                    2003/7/6

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このメルマガのコンセプトは、「地方公務員の雑談」。
これは、事実か虚偽か、フツーか特殊か。
すべて読者のご判断に委ねます。

■もくじ■
【1】予算査定【災害復旧編】

【2】解説

【3】編集後記

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【1】予算査定【災害復旧編】

大雨だ。
災害だ。
復旧工事だ。
お願い。財務省!予算をちょうだい!!

そして、現場に査察官がやってきた・・・

職員A 「・・・ということで、ご覧のように、この河川の護岸5mが大雨で削られました。どうぞ、財務省より災害復旧予算をいただけるようにお願いします」
査察官 「なるほど。延長(距離)は短いですが、派手にやられましたねぇ・・・確かに、申請どおりの復旧工事が必要だと思います」
職員A 「ありがとうございます。では・・・」
査察官 「その前に、申請書類の手直しをお願いします」
職員A 「はい?」
査察官 「今、復旧延長の申請は5mですが、棒一本足して15mに書き換えてください」
職員A 「???」
査察官 「いやー。私も、申請された金額、削るのが仕事でしてねぇ・・・」
職員A 「あ・・・なるほど」

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【2】解説

非常事態な災害復旧とはいえ、財務省も無条件に予算をくれるわけではない。
状況をしっかり確認して必要な予算だけをつけてくれる。
(↑余計な予算を申請する自治体もあるし・・・)

査察官の上司が、しっかり現場を知っていればそれに越したことはないが、そーいうわけにもいかないのが現状。
現場の申請をそのまま通すと、「オイ。ちゃんと査定してきたのか?」となる場合もあるようだ。特に小さい現場の場合は。

しかし、このネタの査察官。
融通の利く・・・というかなんというか・・・

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【3】編集後記

そろそろ梅雨明け。
一般に、時間雨量20mmだか、総雨量100mmだかの基準を満たした大雨で発生した災害は、災害復旧業務として、国庫から満額の経費が降りる。

財源のない自治体には、ありがたい業務です。

もちろん、災害はないに越したことはないけど・・・

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地方公務員拾遺物語 【第40号】 〜予算査定【災害復旧編】〜
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