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地方公務員拾遺物語 【第25号】
   〜政教分離〜
                    2003/3/23

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このメルマガのコンセプトは、「地方公務員の雑談」。
これは、事実か虚偽か、フツーか特殊か。
すべて読者のご判断に委ねます。

■もくじ■
【1】政教分離

【2】解説

【3】編集後記

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【1】政教分離

土建屋の社長が、息を切らせて駆け込んできた。

土建屋 「発注受けてる林道工事。ルート上に、朽ち果てたしめ縄が巻いてある木がある。何かのご神木みたいだぞ」
公務員 「なんだろう?困ったな」
土建屋 「とにかく工事の邪魔だ。あんた、あの木を切りに来てくれ」
公務員 「なんで俺なんだよ」
土建屋 「ご神木切るなんて、俺、嫌だからね。公務員は政教分離なんだろ。神様も仏様も関係ないんなら、切ってくれたっていいだろ」
公務員 「それは政教分離じゃないだろう……」

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【2】解説

誰も通らない山中にひっそりとたたずむ老木。
その幹には朽ち果てる寸前のしめ縄が……

私が聞いたこの話。
どうも明治維新の頃、神仏分離・廃仏毀釈などの混乱に巻き込まれて忘れ去られた、民間信仰の名残だったらしい。

祈る者もないままに、100年以上の時間が過ぎた。
そして、道路工事の障害物として発見される。

何か、もの悲しい気持ちになった……

・・・・・・

おっと、忘れるところだった。
この話のオチ。

公務員 「おい。そういえば、あのご神木、どうなった」
土建屋 「ああ。事情を知らないアルバイトに切らせた。今、仲間内じゃ『神殺し』って呼ばれてるぜ」
公務員 「……ばちあたり者」

あー。
後味が悪い。

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【3】編集後記

地球の裏側で戦争がはじまってしまいました。

一個人として、戦争を含む争いごとが嫌いです。
しかし同時に、(一個人としては)戦争を否定することもしません。

でも、憲法を筆頭とする法律を行動規範とすべき公務員の筆頭である、内閣総理大臣が、堂々と戦争を肯定するのはいただけません。

どんなに改正論議があろうとも憲法第9条は存在しているのですから。、

法に反対すること、法を改正しようとすることは、国民主権の国家では、当然許される行動だと思います。
しかし同時に、法治国家である以上、決められた法を守り、その内容を尊重しなければならないと考えます。
特に、国民に仕える道を選んだ人間は。

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地方公務員拾遺物語 【第25号】 〜政教分離〜
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