_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 地方公務員拾遺物語 【第233号】 〜学歴社会〜 2007/3/11 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ このメルマガのコンセプトは、「地方公務員の雑談」。 これは、事実か虚偽か、フツーか特殊か。 すべて読者のご判断に委ねます。 ■もくじ■ 【1】学歴社会 【2】解説 【3】編集後記 _______________________________________________________________________________ 【1】学歴社会 これは、警察に補導された少年と、警官の会話。 話も長くなってきて、だんだん、しみじみとした会話になっているのですが・・・ 警官 「あのなー。いいかげん、真面目に学校にいけよな・・・」 少年 「おのさ、オレ、勉強もできないし、気も短い。もう、まともな大人になるのは、あきらめた」 警官 「おいおい」 少年 「悪いけど、オレ、大人になったら、ヤクザになる」 警官 「おいっ!」 少年 「オレ、頭は悪いけど、結構、力は強いし、人望も自信ある。ヤクザなら、絶対、出世できると思うんだ」 警官 「あー」 少年 「広域暴力団に入って、全国のシマを仕切るような大幹部になる」 警官 「あのな、夢、壊して悪いけど、絶対無理」 少年 「なんでだよー」 警官 「あの業界も、大きな組になるほど経済マフィア化してんだよ。経済学とか商法ができなきゃダメ。腕っ節と人望だけじゃ、とても無理なんだって」 少年 「は?」 警官 「今、広域暴力団で出世したけりゃ、最低でも、有名私立大学出てなきゃダメだぞ。超有名国立卒だって、ゴロゴロしてんだから・・・そいつらと勝負だぞ」 少年 「・・・げ」 警官 「腕っ節と人望なんていうのは、出世の最低条件だってよ。最後は、学歴と頭脳だとさ」 少年 「・・・マジかよ」 警官 「ああ・・・俺が言うのもなんだが、嫌な世の中になってきたよ」 少年 「そうだな・・・なぁ、なんか、いい仕事ないかなぁ」 警官 「少なくとも、ヤクザより、警官のほうが、門戸は広いが」 少年 「それはそれで、勘弁しいてほしい」 ______________________________________________________________________________ 【2】解説 学歴社会って、こんなところにも影響しているという話。 たとえば、麻薬だって「商品」。 仕入値に流通経費、危機管理コストが必要。 これ、すべて、経済学的には、関数計算が必要な事象。 経済的に「組(=会社)」が潤えば、それだけ、「組員(=社員)」を確保できる。 組織が大きくなれば、スケールメリットが発生し・・・ あ、今度は、人事管理の問題がぁぁぁ・・・ マジ、わけわかんない時代になりました。 ま、何にせよ、勉強はしておいて損はない時代というのは、私の持論(涙)。 ______________________________________________________________________________ 【3】編集後記 全然関係ありませんが、昔、読んだ神林長平氏のSF小説。 「敵は海賊」シリーズ(ハヤカワ文庫)というお話。 宇宙海賊が、宇宙海賊を続けるために、表の社会でグループ企業を経営して苦労するという話だったような覚えが・・・(笑)。 Copyright (C)KK 2002-2007 All Rights Reserved.
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