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地方公務員拾遺物語 【第23号】
   〜外回りの報酬〜
                    2003/3/9

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このメルマガのコンセプトは、「地方公務員の雑談」。
これは、フツーかそれとも特殊か。
どう解釈するかは、すべて読者のご判断に委ねます。

■もくじ■
【1】外回りの報酬

【2】解説

【3】編集後記

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【1】外回りの報酬

福祉系の部署は、意外に外回りが多い。
おっと。
生活保護を受けている高齢者宅へ様子を見に行った職員が帰ってきた・・・

職員A 「お帰りなさい。〇〇さんの様子、どうでした?」
職員B 「ああ。元気そうだったよ。あ、そうそう。お土産におまんじゅういただいたんだ。食べる?」
職員A 「あ、どうも。いただきます」
職員B 「しかし、〇〇さん。やっぱり、一人暮らしは大変そうだよ。お掃除とか、手が回らないみたい」
職員A 「そうですね。掃除機かけるのも、お年寄りには結構重労働ですもんね」
職員B 「炊事とか水周り関係も、大変そうだね。お茶出してもらったんだけど、茶渋とか汚れがひどくて……。悪いけど、気分的に飲めなかったよ」
職員A 「そうですか・・・」
職員B 「そのおまんじゅうも、乗ってたお皿とか、しばらく洗った様子がなかったんで、その場で食べずに、もらって帰っちゃったんだ」
職員A 「そうですか・・・って、私もそんなの、食べたくありません。お返しします」
職員B 「いやだ」

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【2】解説

一人暮らしは大変だ。
それも、高齢者の一人暮らしとなれば、なおさらだろう。

昔の同僚に話を聞くと、大体は民生委員さんなどが、地域の生活相談など、社会的弱者のよき相談相手として、ボランティアで活躍しているそうです。
また、役所の職員が世話焼きな場合(かつ、余力のある場合)、家庭訪問のついでに、家事もやっている例もあるようです。

しかし、生活全般の面倒を見ているわけではない。
どちらも、ホームヘルパーではない。
かといって、社会的弱者に、ホームヘルパーを雇う余力があるわけもない。

また、行政がどこまで業務として行なうべきか。
微妙なボーダーラインの上に乗っている部分でもある。

なんか、割り切れないな・・・・・・

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【3】編集後記

今回のネタ、とある読者の方からの投稿が、元ネタなのですが、私も似たような経験があります。

汚れの浮いた一杯のお茶を目の前に悩む。

善意はムダにしたくない。
しかし・・・・・・

葛藤の末、私は、飲みました。

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地方公務員拾遺物語 【第23号】 〜外回りの報酬〜
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