since 2002/9/20



_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

地方公務員拾遺物語 【第209号】
   〜減給処分〜
                    2006/9/24

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

このメルマガのコンセプトは、「地方公務員の雑談」。
これは、事実か虚偽か、フツーか特殊か。
すべて読者のご判断に委ねます。

■もくじ■
【1】減給処分

【2】解説

【3】編集後記

_______________________________________________________________________________

【1】減給処分

住民 「おい。土木課の職員が一人、減給喰らったんだって」
職員 「ええ、まぁ」
住民 「何か悪いことしたのか」
職員 「いや、道路工事を請け負った業者が、パワーショベルの操作を誤って、隣の家の玄関壊したんですよ」
住民 「なにっ!」

さて、ここで問題です。
あなたが住民なら、どのように答えますか?

(回答A)
住民 「何やってんだよ。もっとしっかり、指導しろっ」

(回答B)
住民 「業者のドジで減給?気の毒な・・・」

______________________________________________________________________________

【2】解説

まぁ、解説というのも、アレなんですが・・・

こういう時ほど、行政と住民の関係が、よく見えるものです。
第三者の怒りが、どこに向くか・・・ということですね。

直接的な加害者である業者に向けられたなら、まぁ、平穏な官民関係。
業者を通り越して、役所に向けられたら、もう、どうしようもない官民関係。
(行政が信頼されてない、末期的状況ですね)

何かの事業を行なう際には、一定のリスクが発生します。
そして、その事業主体である役所は、当然、その責任を負います。
しかし、実際、どのレベルで発生した責任かというのも、また、重要な要素です。

パワーショベルの操作ミスというのは、明らかに現場のケアレスミス。
役所は当然、被害者に対する責任を負いますが、実際、予知・予見は、ほぼ不可能です。

ですので、私の知っている事例では、ほぼ100%、回答Bでした。

ちなみに、こういう時は、通常、平の職員だけではなく、部長・課長クラスも処分されます。
平の職員だけ重い処分食らって、上司の処分が軽いと、職場の空気が重くなるので(苦笑)。

______________________________________________________________________________

【3】編集後記

一昔前まで、パワーショベルやブルドーザーなどの大型重機の鍵は、同じ形式の重機なら、すべて共通だったそうです。

まぁ、一般人が重機を動かすことはないという認識だったようです。

しかし、バブルの頃から、工事現場に置きっぱなしの重機の盗難があいつぎ、一般の自動車と同じように、鍵の形状が個別のものになったそうです。

しかし、あんな目立つもん盗んでどうすんだ・・・?

Copyright (C)KK 2002-2006 All Rights Reserved.

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

■このメールマガジンは、下記のシステムによって配信されています。
 まぐまぐ http://www.mag2.com/
■このメールマガジンは、受信者個人の責任においてお楽しみ下さい。
 当メールにより生じる損害等について責任は負いません。
 もちろん、行政訴訟・損害賠償等の証拠になるものではありません。
■このメールマガジンの内容の無断転載を禁止します。

地方公務員拾遺物語 【第209号】 〜減給処分〜
                    発行者:KK
                     http://kkmmg.fc2web.com/
登録・解除はこちらから
http://www.mag2.com/m/0000098486.htm

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/





Copyright (C)KK 2002 All Rights Reserved.


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送