_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 地方公務員拾遺物語 【第208号】 〜運動不足〜 2006/9/17 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ このメルマガのコンセプトは、「地方公務員の雑談」。 これは、事実か虚偽か、フツーか特殊か。 すべて読者のご判断に委ねます。 ■もくじ■ 【1】運動不足 【2】解説 【3】編集後記 _______________________________________________________________________________ 【1】運動不足 市町村で行なわれる、秋の運動会。 ケガ人はつきものなのだが・・・ 救護係 「どうしたのですか?」 参加者 「100m競走で足がもつれて、転倒してしまって・・・」 救護係 「・・・と、応急処置はしましたが、病院に行ったほうがいいですよ」 参加者 「え?」 救護係 「これ、骨にヒビとか、ありえますよ」 参加者 「え!じゃ、早速、行ってきます」 数日後・・・ 参加者 「こんにちは。病院に行ってきましたよ。やっぱり、骨折だそうです」 救護係 「お気の毒です。あ、ところで、運動会は、一括してイベント保険に入ってますから、保険の申請書類、お渡ししますね。お見舞い程度しか出ないので、アレですが・・・」 参加者 「あ、今日はその件で来たんですよ」 救護係 「???」 参加者 「こちら、治療費の見積りです。あと、こちらが休業補償の請求書。損害賠償・・・というか、示談書の案です」 救護係 「・・・示談?」 参加者 「とりあえず、検討してもらえますか?」 救護係 「あのな。運動会は強制参加か?業務か?」 参加者 「え?だって、保険に入ってるんでしょ?」 救護係 「小一時間程度、問い詰めたいので別室へ・・・」 ______________________________________________________________________________ 【2】解説 イベントの主催者には、イベントを安全に遂行する義務があります。 しかし、それも程度問題。 運動して負傷するのは、日常でもあること。 適度に走る・跳ぶなどというのは、人間の生活では至極一般的な活動です。 そのような行為の結果を、他者に求めて良いのでしょうか? まぁ、普通は、こんなコト、ありませんが、それでも、事例としては、私も、何件か見かけました。 世の中には、いろんな考えの人がいます。 しかし、社会常識に照らし合わせて、適度な保証しか受けられないのも、世の中です。 ただ、主催者側が安全管理をしていなかった場合、裁判所では過失負担の考え方が適応されるようです。 たとえば、運動場に落ちていた石につまずいて転倒しただけでも、負傷の結果、重度障害となれば、巨額の損害賠償訴訟となることも否定できません。 参加者8割、施設管理者1割、主催者1割の責任応分としても、1億円訴訟なら、1,000千万円。 5000万円訴訟でも、500万円。 こりゃ、もっと大きな保険に入っておいたほうが無難ですね。 ______________________________________________________________________________ 【3】編集後記 最近、思うのですが、「適度に走る・跳ぶ」などという行為。 だんだん、日常からなくなっているような気がするのは、気のせいでしょうか? 特に、街を歩く若い女性の服装や足元を見ると、そう思います。 Copyright (C)KK 2002-2006 All Rights Reserved.
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