_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 地方公務員拾遺物語 【第202号】 〜不正免除〜 2006/8/6 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ このメルマガのコンセプトは、「地方公務員の雑談」。 これは、事実か虚偽か、フツーか特殊か。 すべて読者のご判断に委ねます。 ■もくじ■ 【1】不正免除 【2】解説 【3】編集後記 _______________________________________________________________________________ 【1】不正免除 不正免除 これは、国民年金不正免除疑惑事件がおおやけになった頃の話。 飲み屋にて、親しい友人同士の会話。 住民 「なぁ、例の事件、なんで、あーいうことするんだろーな。やっぱり、ノルマきついのか?」 公務員 「・・・ノルマがどうこう言ってるヤツは、住民の顔が見えないところで仕事してるヤツだけだよ」 住民 「どういうことだ?」 公務員 「なぁ、仮に、本当に生活が困窮してて、国民年金保険料が払えない人がいるとするよな」 住民 「・・・ああ」 公務員 「そーいう人に限って、免除申請を勧めても、なんとか払おうって、免除申請出さないんだよ」 住民 「なるほど」 公務員 「でも、現実には払えない」 住民 「なるほど。放っておくと、将来、国民年金はもらえない。免除すると、少額でも、国民年金はもらえるわけだ」 公務員 「そこで、勝手に免除すると、不正免除になる。免除しないと、良心の呵責にさいなまれる」 住民 「キリスト教で言う『なさざる罪』というやつだな」 公務員 「まぁ、法治国家である以上、不正免除は許されんのだがな」 住民 「んで、おまえもやったのか?」 公務員 「・・・最初に、仮の話だと断ったはずだ」 ______________________________________________________________________________ 【2】解説 例の事件ネタですが、私なりに、情報収集した結果、数少ない現場からの声でした。 (もちろん、3倍増に脚色してあります) どこの世界でも、管理部門と現場の乖離というものはあります。 しかし、役所、特に福祉関係での乖離の現実を見ると、管理部門と現場の間には、非情な現状が、少なからず存在するようです。 すべての人間は、尊重されるべき存在ですが、それらがデータ化され、「資料」となった時、紙の上では、ただの数字としてしか表すことができません。 その数字のひとつひとつが、生きている存在だということを忘れてしまった時が、公職者としての資格を失う時かもしれません。 ______________________________________________________________________________ 【3】編集後記 テレビで、公務員ネタがあると、必ず出てくる「典型的公務員像」。 でも、私、長いこと公務員生活してましたが、いわゆる 「テレビドラマに出てくる公務員像」 ・・・という人には、会ったことがありません。 というか、何をどうすればあんなキャラクターが生まれるのか、わかりません。 それを臭わせるキャラは、数人いましたが・・・ 目撃談希望。 あ、ちなみに、私が付き合った中では、大企業の中間管理職に、 「テレビドラマに出てくる公務員」 ・・・っぽい人が多くて、ニヤニヤしたことがあります。 G社とかN社とかJ社とか・・・(笑)。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ■このメールマガジンは、下記のシステムによって配信されています。 まぐまぐ http://www.mag2.com/ ■このメールマガジンは、受信者個人の責任においてお楽しみ下さい。 当メールにより生じる損害等について責任は負いません。 もちろん、行政訴訟・損害賠償等の証拠になるものではありません。 ■このメールマガジンの内容の無断転載を禁止します。 地方公務員拾遺物語 【第202号】 〜不正免除〜 発行者:KK http://kkmmg.fc2web.com/ kk_mmg@yahoo.co.jp 登録・解除はこちらから http://www.mag2.com/m/0000098486.htm Copyright (C)KK 2002-2006 All Rights Reserved.
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