_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 地方公務員拾遺物語 【第196号】 〜逝ってきます〜 2006/6/25 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ このメルマガのコンセプトは、「地方公務員の雑談」。 これは、事実か虚偽か、フツーか特殊か。 すべて読者のご判断に委ねます。 ■もくじ■ 【1】逝ってきます 【2】解説 【3】編集後記 _______________________________________________________________________________ 【1】逝ってきます これは、社会教育関係の職場でのお話・・・ 職員A 「今度、高齢者向け歴史講座を企画してるんです」 職員B 「どんな内容だ?」 職員A 「平安末期、藤原道長・頼道の時代。京都・宇治の平等院と貴族社会の浄土信仰をテーマに講演会を3週。4週目には、希望者のみで一泊のバスツアー」 職員B 「なるほど。なかなか、いいじゃないか」 職員A 「で、講座のタイトルを考えているんです。『平安時代の信仰』とか、『貴族社会の文化』とか。なんか、硬いっすよねー」 職員B 「つーか、イマイチなタイトルだな」 職員A 「Bさんなら、どうします」 職員B 「詩的にいきたいな『浄土へのいざない』とか『来世への憧れ』なんてどーだ?」 職員A 「・・・」 職員B 「どした?」 職員A 「いや、センスがいいのは認めますが、じーさん、ばーさん集めて連れて行くのに、そのタイトルはちょっと・・・」 職員B 「そのまま、あの世に連れて逝くのかってか?」 職員A 「シャレになんない発言しないでください」 ______________________________________________________________________________ 【2】解説 こういったところに、気を使わなければならないのが社会教育(苦笑)。 行政にブラックユーモアは禁物です。 なお、最終的には、『平等院と貴族社会の浄土信仰』みたく、無難な線で落ち着いたようです。 ______________________________________________________________________________ 【3】編集後記 このネタ仕込んでいる時に、個人的な訃報が飛び込んできました。 とある役所で、何の芸もない一般事務職員であった私に、法令の基礎知識を叩き込んでくれた先輩。 地元の学校の先輩で、現役の地方公務員でした。 線の細い人でしたが・・・ 現場のストレスからの鬱、そして自殺。 ご冥福をお祈りします。 つか、話聞くと、その役所、行政職員の10%は、何らかの形で「心のお医者さん」のお世話になっているとか。 どーいう職員管理してるのか、無性に腹が立ちます。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ■このメールマガジンは、下記のシステムによって配信されています。 まぐまぐ http://www.mag2.com/ ■このメールマガジンは、受信者個人の責任においてお楽しみ下さい。 当メールにより生じる損害等について責任は負いません。 もちろん、行政訴訟・損害賠償等の証拠になるものではありません。 ■このメールマガジンの内容の無断転載を禁止します。 地方公務員拾遺物語 【第196号】 〜逝ってきます〜 発行者:KK http://kkmmg.fc2web.com/ kk_mmg@yahoo.co.jp 登録・解除はこちらから http://www.mag2.com/m/0000098486.htm Copyright (C)KK 2002-2006 All Rights Reserved.
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