_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 地方公務員拾遺物語 【第192号】 〜対策の矛盾〜 2006/5/28 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ このメルマガのコンセプトは、「地方公務員の雑談」。 これは、事実か虚偽か、フツーか特殊か。 すべて読者のご判断に委ねます。 ■もくじ■ 【1】対策の矛盾 【2】解説 【3】編集後記 _______________________________________________________________________________ 【1】対策の矛盾 「こども110番の家」 子どもが、犯罪などのトラブルに巻き込まれそうになった時、ボランティアの協力家庭に駆け込んで、助けを求めるシステム。 協力家庭の玄関には、「こども110番の家」の看板や旗などの目印がかかっています。 とある自治体で、「こども110番の家」システムが、導入された。 地域の民生委員やPTA関係者のほか、有志ボランティアの応募があり、早速、軌道に乗り始めた。 そんなある日のこと、匿名の投書があった・・・ 投書 「○○の△△さん宅が、こども110番の家に指定されています。 ですが、△△さんには、犯罪履歴があります。 そのような人の家を、子どもの緊急避難場所にすることは、やめてください」 職員A 「・・・だそうです」 職員B 「事実確認はしたのか?」 職員A 「んなこと本人に聞けるわけないでしょ。ましてや、個人情報保護の時代、警察だって・・・」 職員B 「しかし、児童の安全とか保護者の心情を考えるとだな・・・」 職員A 「仮に、△△さんが、元犯罪者だとしても、それを理由に指定を取り消すと、役所が元犯罪者の社会復帰を妨げることに荷担することになります」 職員B 「片方の正義を立てれば、もう片方の正義が立たんぞ・・・」 職員A 「こーいうのを、思考の堂々巡りと・・・」 ______________________________________________________________________________ 【2】解説 かつて、犯罪を犯した人でも、刑期を終えれば、法的に普通の人。 (一部、特殊な例外もあるそうですが) そんな彼らを、差別することは許されません。 しかし・・・ いや、もう、今回は、本編が全てを語ってますので、何も言いますまい・・・ ______________________________________________________________________________ 【3】編集後記 先日、久しぶりに「cabiネット」という、内閣府の雑誌を読む機会がありました。 役所の総務系の待ち合いなどに、時々、置かれている雑誌で、内閣総理大臣直轄のグラビア広報紙です。 昨今の、凶悪事件から通学中の児童を守るための、地域の取り組みが、いくつか紹介されていました。 基本的に、一般住民が、パトロールジャケットや腕章をつけて、登校・下校時間帯に、(散歩のついでに)通学路を巡回するというものが主流でした。 私も、同じような活動に参加しているので、非常に興味深く読みました。 その中で発見した一枚の写真。 通学路に沿って、黒服の一団が整列して登校中の児童を監視・・・ 多分、まちのおえらいさん連中だと思うのですが・・・ 地域住民の、のほほんとした写真の中、いや、かなりヒキました(苦笑)。 Copyright (C)KK 2002-2006 All Rights Reserved.
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