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_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 地方公務員拾遺物語 【第186号】 〜間引き〜 2006/4/16 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ■もくじ■ 【１】間引き 【２】解説 【３】編集後記 _______________________________________________________________________________ 【１】間引き 経費節減は至上命題。 ということで・・・ 施設担当 「今日から、照明の間引きを行ないます。廊下は３分の１程度。執務室は、窓際を中心に・・・」 職員Ａ 「なんか、セコい時代になってきましたねー」 職員Ｂ 「そこまでするかー」 などと、文句も出ますが、まぁ、特段の問題もなく、照明の間引きは終了。 しかし、その数日後・・・ 施設担当 「ちょっと、照明、復旧するよー」 職員Ａ 「どうしたんですか？」 施設担当 「いや、光度調査するんだわ。一定以上の明るさで仕事しないという法令があるだろ」 職員Ａ 「はぁ」 施設担当 「・・・と、大丈夫だな。んじゃ、照明を切るよ〜」 職員Ａ 「あのー。通常時の調査が基本ですから、照明切ってる状態で計らんといかんのじゃないですか？」 施設担当 「んなことしたら、規則違反になる可能性があるじゃないか」 職員Ｂ 「わかってんなら、照明の間引き、やめろよ・・・」 ______________________________________________________________________________ 【２】解説 労働安全衛生規則第604条の規定では、適正な労働環境の基準として、一般的な労働を行なう場合、150ルクス以上の照明を義務づけています。 しかし、光熱費削減のために、こんなことしてる自治体も・・・（苦笑）。 これは、違法か脱法か。 判断は、みなさんにお任せします。 ______________________________________________________________________________ 【３】編集後記 本編とは関係ありませんが、この４月で、平成の大合併も一段落。 自治体の合理化と2007年問題を合わせて、これから、加速度的に、地方公務員は減少してゆくでしょう。 地方公務員の人員削減は、定員不補充が原則。 しかし、長期間、職員採用がないと組織構造に歪みが生じます。 人事担当には、頭の痛い問題ですね・・・ Copyright (C)KK 2002-2006 All Rights Reserved.
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