_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 地方公務員拾遺物語 【第174号】 〜年度末訓練〜 2006/1/22 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ■もくじ■ 【1】年度末訓練 【2】解説 【3】編集後記 _______________________________________________________________________________ 【1】年度末訓練 これは、某・A庁の実務部署での会話。 新人隊員 「あのー。先輩。なんか、1月から3月にかけて、実弾訓練が多くなってませんか」 ベテラン隊員 「ああ。ウチも役所だからな」 新人隊員 「???」 ベテラン隊員 「予算消化って、知ってるか?まぁ、アレと似たようなもんだ」 新人隊員 「ああ・・・なるほど。年度末ってヤツですか」 ______________________________________________________________________________ 【2】解説 このネタを仕入れたのは、好景気だった90年代のはじめですので、はじめにお断りしておきます。 さて、射撃・砲撃など、弾薬を使用する実務経験が必要な訓練を要する公務員は、結構いたりします。 しかし、年度のはじめに、たっぷり訓練すると、有事の際に、撃つものがなくなってしまいます。 多分、そういう理屈なのだと思いますが・・・ まぁ、年度末に、予算が余ったので、前倒しで道路工事するのに例えられたのかな。 ちなみに、某・A庁の航空自A隊では、年度末になると、戦闘機のアフターバーナー(燃料を無茶苦茶喰うかわりに、エンジン出力を上げる機能)の使用回数が増えるとか、燃料の空中緊急廃棄訓練が増えるとかいう噂もありました。 ただ、このネタ、当時、結局、裏を取れなかったので、詳細は不明です。 ______________________________________________________________________________ 【3】編集後記 某・A庁で使用している小銃の弾丸は、国産品で一発数百円。 同じ品物をアメリカやイスラエルから輸入すると、一発数十円。 ちと、もったいないような気もします。 しかし、兵器やその部品を、一定量、国内で確保できないと、これも大変。 代表的な例は、トム=クルーズの出世作「トップガン」の主役マシンでもある、F−14A艦載要撃機。 最初の実戦参加は、ベトナム戦争にまでさかのぼる、かなり古い戦闘機です。 しかし、21世紀の現在でも、空対空戦闘では無敗の艦載機として有名です。 この戦闘機、数十機がイランのパーレビー王家に売却され、王政イランの主力戦闘機となりました。 しかし、故・ホメイニ師によるイスラム革命により、アメリカとイランの関係が悪化。 アメリカからの部品調達が途絶え、イランのF−14は、戦争どころか空を飛ぶことさえできなくなってしまいました。 このように、兵器の調達を国外に頼ることは、安全保障の面から見れば、一定の危険があります。 しかし、共通規格の消耗品などは、調達ルートを複数備えることによって、安全保障と対費用効果を分散させる必要もありそうです。 あ、言い忘れましたが、私は、自衛隊を違憲だと思ってますし、争いごとも嫌いです。 でも、悲しいくらいに、現実主義なんです・・・(涙)。 Copyright (C)KK 2002-2006 All Rights Reserved.
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