_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 地方公務員拾遺物語 【第166号】 〜家庭内暴力in派出所〜 2005/11/27 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ このメルマガのコンセプトは、「地方公務員の雑談」。 これは、事実か虚偽か、フツーか特殊か。 すべて読者のご判断に委ねます。 ■もくじ■ 【1】家庭内暴力in派出所 【2】解説 【3】編集後記 _______________________________________________________________________________ 【1】家庭内暴力in派出所 女性 「・・・というように、私、夫の暴力で。困っておりますの」 警官 「お気の毒に・・・」 女性 「警察のほうで、なんとかしてくださいな」 警官 「申し訳ありませんが、警察では家庭の事情には干渉できません」 女性 「そんな。市民の平和を守るのが、警察の役目でしょう!?」 警官 「夫婦の問題は、警察には、いかんともしがたい問題です。民生委員や役所の人権担当など、専門の人間をご紹介しましょう」 女性 「たらい回しじゃないですか!大体、暴力は犯罪でしょう!?」 警官 「(真剣な目で)犯罪ですか・・・覚悟はおありですか?」 女性 「え?」 警官 「警察には、家庭の問題に立ち入る権限はありません。しかし、犯罪として認知するなら、話は別です」 女性 「え、え!?」 警官 「暴行事件として、告訴されるなら、我々の出番です。しかし・・・」 女性 「あ、いえ。そんな、大げさなことじゃなくて、ただ、注意していただければ・・・」 警官 「警察が、注意するということは、そういうことなんです」 女性 「いえ、夫を犯罪者にするつもりは・・・」 警官 「(にっこり笑って)んじゃ、どうしたらいいか、専門の窓口で、相談しましょう。とりあえず、役所の人権担当課でいいですか?」 ______________________________________________________________________________ 【2】解説 「警察は家庭の問題では助けてくれない」 有名な苦情です。 「民事不介入の原則」 ・・・というヤツですか。 役所では、法に基づくけれども、「権力の行使」ではなく「アドバイス」することを目的とした、半官半民の組織を抱えています。 民生委員や人権擁護委員などですね。 警察には、大きな権力が与えられています。 しかし、もし、警察が、その権力を法に従って行使すると、多くの場合、相談者にとって、予想し得ない厳しい結果が待ち受けています。 もし、警察が、一般家庭にその影響力を行使するとなると、今回のネタのようなことになってしまいます。 「あえて」家庭内平和を守るために、何かしなければならない時、警察は「法」に基づいて行動します。 さもなければ、法の番人である警察が自ら違法状態を作ることになるからです。 そう、ある意味、違法行為を排除するために、法律で違法行為を許される集団を作った結果、生まれたのが警察組織です。 故に、警察には、本来、それほど強力な権力が与えられているのです。 いや、法律が認めてなければ、警察官は、制服装備するだけで、銃刀法違反。 証拠物件押さえりゃ、建造物侵入&窃盗ですよ。 ホント・・・ とにかく、民事で警察に行くのはやめましょう。 警察本来の業務に差し障りが出ますので。 ______________________________________________________________________________ 【3】編集後記 今回、ネタの検証をしていたら、似たような話を発見しました。 ttp://www.nda.co.jp/article/ugtop/ ・・・のサイトより、 ttp://www.nda.co.jp/article/ugtop/ita_honki.html ・・・の記事。 20世紀末のアングラ系ハッカーサイト「UGTOP」の残骸のようですね。 このメルマガからは、リンク不許可の可能性があるので、読みたいと思われる方は、上記URLの最初に「h」を入れて、閲覧ください。 まぁ、法的に勝手リンクの違法性は確認されていないのですが、間違っても敵に回したくないサイトなので、一応、「h」を外して、リンク切ってます・・・(笑)。 Copyright (C)K.K. 2002-2005 All Rights Reserved.
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