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地方公務員拾遺物語 【第165号】
   〜会計監査【ワイドショーの評価編】〜
                    2005/11/20

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このメルマガのコンセプトは、「地方公務員の雑談」。
これは、事実か虚偽か、フツーか特殊か。
すべて読者のご判断に委ねます。

■もくじ■
【1】会計監査【ワイドショーの評価編】

【2】解説

【3】編集後記

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【1】会計監査【ワイドショーの評価編】

会計監査院は、役所の無駄遣いをチェックする役所。
毎年、チェックした役所の無駄遣いを公表しています。

で、会計監査院のレポートが出た直後のこと。
某・朝のワイドショーにて・・・

司会A 「・・・というふうに、これだけの税金が無駄に使われているわけですよ」
司会B 「いけませんねぇ。納税者の感覚で、仕事してほしいもんですよ」
司会A 「たとえば、サラリーマンなんて、出張の時、旅費とか決まってるじゃないですか。
司会C 「ええ」
司会A 「新幹線の料金もらっても、実際には夜行バス使って、出張の弁当代、浮かすよーな、涙ぐましい苦労してるのに・・・」
司会B 「そうですよ。それなのに、公務員なんて、出張の時、新幹線のチケットをディスカウントショップで買って、正規の料金を請求してるようなヤツがいるんですよ」
司会C 「セコいですねぇ・・・」
司会A 「・・・(困った顔)」
司会C 「はい。CMで〜す」


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【2】解説

今回のネタ、私が最近見たワイドショーですが、ツッコミどころ満載なので、つい、ネタにしてしまいました(笑)。

さて、民間と公務員が、同じようなことをしても、民間では許され、公務員は許されないのでしょうか。

はい。
そのとおりです。

以前も書きましたが、民間事業所の慣行を公務に持ち込むと、多くの行為が犯罪となってしまいます。
そう言った意味で、司会者B氏は正しくありますが、今回の場合は、犯罪どうのこうのと言うより・・・(苦笑)。

司会A氏の最後の苦笑いが、全てを語っていますね。
司会B氏、自分の心に、しっかり棚を作ってます。

ああ、そうそう、CMの後もあったんだわ。

司会B 「いやー。こーいうコト番組で言うと、役所の窓口で、お茶も出てこなくなるんだろうな〜」

いや、だから、窓口のお茶は、たいてい、職員のカンパです。
会計監査とか、関係ありませんから。

まぁ、秘書さんのつくような、エライ人の応接室は、別ですが。


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【3】編集後記

本文とは全然関係ないのですが、先日、某・役所に勤務する知人と、情報公開請求の話をしました。

彼は、住基ネットワーク関連の業務に携わっているのですが、現在、とある住基ネットワーク反対組織から、情報公開請求を受けているとのこと。
情報公開請求自体は、当然の業務なので、粛々と業務遂行しているそうですが、請求の内容を聞いて、ちと、恐ろしくなりました。

どうも、その団体さん、サーバー機器のメーカーから型番、ログ一式、果てはポート周りのセキュリティ情報の開示まで求めているみたいなのです。
つまり、(条件さえ整えば)住基システムを乗っ取れる情報を欲しがっているわけです。
まぁ、そんな危険で、住民の個人情報に不利益を与えかねない情報を、行政が開示するわけありませんが。

通常、ネットワークの知識がなければ、使わない用語で情報公開請求しているそうなので、普通に考えれば確信犯でしょう。
しかし、聞いてみると、ふつうのオジサンが請求しているそうなので、そうでもないようです。
知らずに請求してきたとなれば、後ろに誰かがいるのか・・・とか、勘ぐってしまいます。

万が一、機械音痴な職員が何も知らず・・・って、あまり、ぞっとしませんね。


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地方公務員拾遺物語 【第165号】 〜会計監査【ワイドショーの評価編】〜
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