_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 地方公務員拾遺物語 【第161号】 〜ドナーカード〜 2005/10/23 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ■もくじ■ 【1】ドナーカード 【2】解説 【3】編集後記 _______________________________________________________________________________ 【1】ドナーカード 臓器提供意思表示カード。 通称、ドナーカード。 このカードに、必要事項を記入することで、自分の脳死後、他者に臓器を提供することが可能となります。 今日も、この制度により、多くの人の命が救われています。 これは、その制度ができた、初期のお話・・・ 保健婦 「ねぇねぇ。ウチの役所にも、窓口配布用に臓器提供意思表示カードが、送られてきたの」 職員A 「へぇー。実物は初めて見ますねぇ」 保健婦 「これで、今まで死んでた人も、何人かは助かるようになるのね」 職員A 「画期的ですね」 保健婦 「で、普及キャンペーン中だから、あなたも記入して、持ち歩いてよ。ちなみに、私は、内臓系の提供に○したわ」 職員A 「へー。んじゃ、私は『一切の臓器提供をしない』・・・と」 保健婦 「それじゃ、意味ないでしょっ!!」 職員A 「・・・はい?でも、これって、自分の意思を明確にするためのものであって、別に、臓器提供の申し出カードじゃないでしょ?」 保健婦 「・・・あ」 職員A 「もしかして、患者団体とか、推進団体とかのキャンペーンに・・・」 保健婦 「・・・気持ち、乗せられて、本来の意義を忘れてたわ」 ______________________________________________________________________________ 【2】解説 平成9年10月、脳死体からの臓器移植を可能とする、臓器移植法が施行されました。 同時に、厚生省(当時)はドナーカードの普及を進めました。 このカードに必要事項を記載することで、カードの所持者が、自分が脳死後、臓器を他者に提供することを希望していたと証明することが可能となります。 同時に、このカードには「死後、臓器提供を行わない」ことを意思表示する機能もあります。 しかし、基本的に、ドナーカードを広めようとする人の多くは、脳死後の臓器提供をすすめようという人が多いわけで・・・(苦笑)。 それが、無条件に正しい行為だと考えていた人も多かったですね。 現実に、無条件に正しい選択肢なのかどうか、私には、わかりませんが。 ま、本来的に、あらかじめ意思表示をしなければ、脳死後の臓器移植はできないので、この項目は、あんまり、意味がないのですが。 ______________________________________________________________________________ 【3】編集後記 以前、家族と臓器提供やドナーカードの話をしたことがあります。 「遺された家族のことを考えろ」 ・・・と、一人として、賛成しませんでした。 あの当時のマスコミの対応。 それは、もう、すさまじかったですから・・・ はい。 Copyright (C)KK 2002-2005 All Rights Reserved.
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