_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 地方公務員拾遺物語 【第158号】 〜父の罪〜 2005/10/2 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ このメルマガのコンセプトは、「地方公務員の雑談」。 これは、事実か虚偽か、フツーか特殊か。 すべて読者のご判断に委ねます。 ■もくじ■ 【1】父の罪 【2】解説 【3】編集後記 _______________________________________________________________________________ 【1】父の罪 これは、バブル崩壊直後、高校の社会の授業での話。 先生 「はい。今日は、ゼネコンの不正経理と不正献金問題を勉強しました。では、また、明日」 生徒 「は〜い」 その翌日から、ある生徒が登校しなくなった。 心配する担任。 数日後、父親が学校を訪ねてきた。 先生 「A子さん、一体、どうしたのですか?」 父親 「学校でいじめられたそうです」 先生 「え!一体どうして?」 父親 「社会の授業で、ゼネコン問題を取り上げられたそうですね。私、某・中堅のゼネコンに努めてまして・・・」 先生 「え゛・・・」 父親 「先生、確かに、談合や不正経理は悪いことです。しかし、一体、どーいう教え方をされたのでしょうか?」 先生 「えーと・・・」 父親 「仮に私が罪を犯していても、娘には何の罪もないと思うのですが・・・」 先生 「・・・はい。そのとおりです(反省)」 ______________________________________________________________________________ 【2】解説 ゼネコン汚職事件が全盛の頃、各地の学校で、こーいういじめがあったそうです。 さて、近代の人権尊重は、個人の尊重であり、集団と個人を隔離して考えることを前提としています。 今回の場合、先生に悪気はなくとも、一言、 「悪いことをした会社だからといって、会社の人みんなが悪いことをしたわけではありませんよ」 ・・と、ひとこと言っていれば、大丈夫だったのかもしれません。 罪を憎んで人を憎まず。 職業に貴賎なし。 ______________________________________________________________________________ 【3】編集後記 60年・70年の安保闘争の頃、警察や自衛官を親に持っていた子どもが、一部の先生によって、吊し上げられたなんていう話が残っています。 学生運動出身の先生にとっては、警察や自衛官は自分たちの運動を邪魔する「反動勢力」の象徴だったようです。 で、自分たちが弾圧された恨みを、相手の子に晴らす。 「あなたたちのお父さんは、悪者ですっ!!」 ・・・みたいな。 こちらは、明らかに人権侵害ですが、負の教訓は、なかなか残らないものなんですね・・・ Copyright (C)KK 2002-2005 All Rights Reserved.
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