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地方公務員拾遺物語 【第157号】
   〜潔癖ハイキック〜
                    2005/9/25

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このメルマガのコンセプトは、「地方公務員の雑談」。
これは、事実か虚偽か、フツーか特殊か。
すべて読者のご判断に委ねます。

■もくじ■
【1】潔癖ハイキック

【2】解説

【3】編集後記

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【1】潔癖ハイキック

役所のトイレは、職員・来客供用が基本。
なお、今回のネタ。
水道の蛇口は、クルクル回す古い型ではなく、レバー式を前提に、お読みください。

トイレで用を済ました職員さん。
手洗いで手を洗おうとすると、先客がいる。
石鹸でゴシゴシ。
消毒液でゴシゴシ。
若者が、なかなか入念に手を洗っている。
最後に水で、手を洗い流し・・・

ばきっ!!

水道の蛇口を蹴飛ばした。

職員 「ちょっと!何すんですかっ!!」
若者 「蛇口を閉めているんだけど」
職員 「足で、蛇口を閉める人がいますか!」
若者 「だって、汚いじゃん」
職員 「・・・は?」
若者 「不特定多数の人の手が触れるんだ。しかも、トイレだぞ。手で閉めたら汚いだろ?」
職員 「いや、あのな・・・」
若者 「まぁ、軽い潔癖症だから、放っといてくれ」
職員 「トイレの床踏んだ直後の靴で、蛇口蹴ったら、余計に不衛生だろ。次のヤツのこと、考えろって」
若者 「だから、そいつが、手、洗えばいいだろ・・・って、あ、こら、どこに引っ張って行くんだ」
職員 「事務所だよ。ちょっと、膝詰めて話し合いたい」

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【2】解説

キレイ好きの程度には、個人差があります。
それは個性として尊重しあい、互いに許容されるべきものだと思います。

しかし、それは個人レベルでのこと。
不特定多数の人に迷惑をかけるとなると、社会的モラルの問題になってきます。

今回の彼が、本当に潔癖症なのか単なるキレイ好きなのか、私にはわかりません。
しかし、公共の施設を使う上でのモラルは、大事にしてほしいと思います。

手で触るのが嫌なら、使い捨てティッシュでもマジックハンドでもなんでも持ち歩いてください。

ちなみに、医学的に言うなら、潔癖症は脅迫性障害の一種です。
すでに薬とカウンセリングでの治療法が確立しているそうです。
ですので、自分のキレイ好きが、程度を超えてしまっていると思っている人は、お医者さんと相談するのもいいかも。

まぁ、今回のネタ程度なら、どうということもないと思いますが(笑)。

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【3】編集後記

新聞の見出しを、ちらっと見ただけなので、アレですが、小泉首相、国家公務員を10%削減するそうです。

いや、郵政事業の民営化が、ほぼ確定している状態で、何を言っているのかと。
一つの結果を、二重に宣伝しようとしているだけじゃないのかと、苦笑してしまいました。

ちなみに以前、三菱自動車がGDIエンジンを実用化した際、
「燃料消費量35%削減。CO2排出量35%削減・・・」
・・・と、宣伝しました。
(違ったらごめんなさい)

ガソリンエンジンは、燃料を燃やして走ります。
CO2は、何かを燃やすと排出されます。
つまり、燃料消費が少なくなれば、同じだけCO2の排出量も減るのが当然です。
ですので、この時も、二重に宣伝してると苦笑した記憶があります。

なお、国家公務員の10%削減ですが、多くの地方自治体では、その程度、とっくの昔に実施済みです。
まぁ、国家公務員は、かなり以前から微減を続けていますので、それはそれで、大変なのかもしれませんが。

何度も書きましたが、日本の公務員は、先進国の中では異常に少ないのが実情です。
あまり減らしすぎて、社会インフラに影響が出ないことを祈ります。


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地方公務員拾遺物語 【第157号】 〜潔癖ハイキック〜
                    発行者:K.K.
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