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地方公務員拾遺物語 【第155号】
   〜隔離〜
                    2005/9/11

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このメルマガのコンセプトは、「地方公務員の雑談」。
これは、事実か虚偽か、フツーか特殊か。
すべて読者のご判断に委ねます。

■もくじ■
【1】隔離

【2】解説

【3】編集後記

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【1】隔離

これはまだ、携帯電話がなかった時代。
大きな選挙の時、開票所での話・・・

職員A 「大体、結果は出ましたね。X候補の優勢ですかね」
職員B 「ああ、Y候補もがんばったけど、及ばなかったな」
職員A 「とにかく、早く帰って寝ましょうか・・・」

(1時間後、職員Aの自宅にて)

職員A 「ただいまー。選挙の開票、終わったよ。結果はどうなった?X候補が勝ったかな?」
父親 「何言ってんだ?Y候補の当確が出てから、もう3時間にはなるぞ」
母親 「あんた、開票に行ってて、何言ってんの?」
職員A 「いや、だから、俺、結果は知らないんだって」
母親 「何、寝ぼけたこと言ってんだい?あんたが開票してきたんだろ?」
職員A 「知ってるのは、このまちの結果だけで、全体集計なんか、知らないよ」
母親 「どうして?」
職員A 「・・・って、どっからそんな情報、手に入れんだよ」
母親 「テレビ」
職員A 「・・・開票所に、そんなもん、ありません」

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【2】解説

開票所には、テレビもラジオもありません。
当然です。
開票作業に、そんなものは必要なし。

開票所は、見物人こそ出入り自由ですが、中で事務をする人間は、完全に外界と隔離され、黙々と開票事務をこなします。
そう、トイレに行くことすら、制限されるのです。

つまり、自分の開票所以外の情報と、接することができなくなるのです。

その結果、末端の開票所で開票事務を行う人間が、一番最後に選挙結果を知ることになるという、なんともこっけいな状況が発生します。

最近では、インターネット付き携帯電話の普及で、こっそり、選挙結果を見ることもできるようにもなりました。
しかし、そこまでして結果を知りたいと思う職員がいなかったり、携帯電話持ち込み禁止を徹底している開票所もあったりで、あまり状況は変わっていません。

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【3】編集後記

と、いうことで、みなさん選挙に行きましたか?
土曜の夕方時点で、私は、まだ、行ってません。
不在者投票できそうにないなー。
当日、行こうか?

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地方公務員拾遺物語 【第155号】 〜隔離〜
                    発行者:K.K.
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