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地方公務員拾遺物語 【第151号】
   〜現実主義〜
                    2005/8/14

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■もくじ■
【1】現実主義

【2】解説

【3】編集後記

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【1】現実主義

とある自治体の首長室にあいさつにきた共産党の幹部さん。
入口で防衛庁の制服さんとすれ違った。

幹部 「ねぇ、さっきの防衛庁さん、何の用事だったの」
首長 「ああ。自衛官募集の協力要請だよ」
幹部 「うん。災害の時とか、自衛隊には助けてもらわんといかんしな。しっかり協力してやってよ」
首長 「共産党って、自衛隊反対じゃなかったか」
幹部 「戦争は反対だけど、困った時には頼りになるじゃん」
首長 「いわゆる修正主義だな(笑)」
幹部 「現実主義だよ(笑)」

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【2】解説

修正主義とは、60〜70年代の中ソ対立の時、中国共産党がソビエト共産党の政策路線を非難した言葉です。
逆の言葉に「教条主義」というものもあります。
ちなみに、日本共産党は、中国派でした。

今回のネタは、すでに21世紀に入っての話。
平時の国家システムに組み入れられた自衛隊。
ただ、違憲だと叫ぶだけでは、どうにもならない時代になったのですね・・・

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【3】編集後記

私は、自衛隊が違憲だと考えています。
基本的に、争いごとは嫌いです。
しかし、暴力に博愛の精神が通用するとは考えていません。

そして、何よりも、私は、自衛官という職業を尊敬しています。

かつて、私も「被災者」と、呼ばれたことがあります。
道路も流通も寸断された中の孤独感。
目の前の自然の猛威の爪跡。

上空で、ただ、旋回するだけの報道機関のヘリコプターの群れ。
子ども心に憎しみすら抱きました。

そんな中、取材ヘリの群れをかきわけて、降下してきた陸上自衛隊のヘリコプター。
一直線に、危険地域のわずかな平地に着陸し、人間と物資を投下。
そして、再び舞い上がる。

ああ、大丈夫だ。
自分たちは見放されていない。助けてくれる人がいるんだ。
そう確信できた瞬間。いや、ホント、涙が出てきましたよ。あの時は。

現在の矛盾した憲法と法律、そしてその運用と解釈の狭間にいる自衛官たち。
彼らの安全と無事を祈ります。

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