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_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 地方公務員拾遺物語 【第145号】 〜後ろ向きな考え〜 2005/7/3 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ このメルマガのコンセプトは、「地方公務員の雑談」。 これは、事実か虚偽か、フツーか特殊か。 すべて読者のご判断に委ねます。 ■もくじ■ 【１】後ろ向きな考え 【２】解説 【３】編集後記 _______________________________________________________________________________ 【１】後ろ向きな考え 役所の広報部門は、まちのイベントや風景写真の宝庫。 いろんな部署から写真を借りに来る・・・ 観光担当 「すみません。観光パンフレット作りたいんで、写真を何点か貸りますよ〜。えーっと、これとこれと・・・・・・」 広報担当 「おいおい。そんな写真、使わないでョ。写ってる人、みんな後ろ姿じゃないか」 観光担当 「人の顔が判別できるのは、使いたくないんです。肖像権問題があるでしょ」 広報担当 「大丈夫。ちゃんと、こーいうことに使用されることを示した上で写真撮ってるから、肖像権に関しては問題ないよ」 観光担当 「でも、パンフレット作ってから文句言われたらどーすんですか」 広報担当 「パンフレットの登場人物が、みんな後ろ向きかよ」 観光担当 「苦情が来るよりマシだと思いますが？」 広報担当 「だから、苦情なんて来ないって」 観光担当 「保証できます？苦情がきたら、相手してくれます？」 広報担当 「・・・写真貸してやんない」 ______________________________________________________________________________ 【２】解説 少なくない公務員が、まちの発行するパンフレットや広報誌などに、住民さんの顔が写るのを、極度に恐れる。 たいがい、そーいう公務員は、恥ずかしがりやさんである。 つまり、自分は写真に映りたくない。 イコール、住民さんもきっとそうだと考える。 自分の顔が、広報誌やパンフットに掲載されたくないという気持ちは、理解できる。 しかし、パンフレットの写真の登場人物が、みんな後ろ向きというのは・・・（笑）。 ______________________________________________________________________________ 【３】編集後記 ところで、今回ネタに出てきた肖像権というものが、法的には存在しない権利だと、ご存じでしょうか？ 現在の法律と権利関係のうえで、「肖像権」といわれているものは、民法の、一般不法行為と関連づけられているだけで、独立した権利ではありません。 何かのネタにどうぞ。 Copyright (C)KK 2002-2005 All Rights Reserved.
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