_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 地方公務員拾遺物語 【第141号】 〜調達手段〜 2005/6/5 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ このメルマガのコンセプトは、「地方公務員の雑談」。 これは、事実か虚偽か、フツーか特殊か。 すべて読者のご判断に委ねます。 ■もくじ■ 【1】調達手段 【2】解説 【3】編集後記 _______________________________________________________________________________ 【1】調達手段 ある議会での質問と答弁 議員 「何故役所は、談合の恐れのある指名競争入札を続けるのですか?税金を使用する以上、一般競争入札でより安い調達の道を探るべきです」 管理職 「地元業者を指名することにより、地元企業の育成を図るためであります」 次の議会、同じ議員の質問。 議員 「何故役所は、地元業者から備品を調達しないのですか?地元業者の育成を図るべきではありませんか」 管理職 「価格競争により、安価な調達を行うためであります」 職員A 「どっちも反対のこと言ってますよ」 職員B 「誰も、前の議会のことなんて、覚えてねーって」 ______________________________________________________________________________ 【2】解説 不思議なことなのですが、地方議会ではこのような答弁が時々見られます。 極端な話、とある議員の提案を実行しようとしたところ、次の議会で、その議員が、 「そんな施策はダメじゃないか」 ・・・と、反対したなどという笑い話もあったりします。 よく、地方議会には与党も野党もないなどと言います。 しかし逆に、行政と敵対することで住民支持を得ようという議員の場合、議員も行政も、とりあえず相手の反対のことを言っておく・・・なんて場合があるようです。 なんか、不毛な気がします・・・ _______________________________________________________________ 【3】編集後記 指名競争入札とは、あらかじめ信用や実績のある業者を選び、その中で競争させる方式です。 一般競争入札は、資格さえあればどこでも入札に参加できる制度です。 当然、透明性・機会均等・公平性に優れるのは、一般競争入札です。 また、競争による価格低下も大きいと言われています。 しかし、過剰な競争の結果、品質の悪いものを製作・納品する可能性も大きくなります。 「ヤバい」業者が参加してくる可能性もあります。 また、あらかじめ審査できないため、途中で会社が倒産なんて場合もないわけではありませんので、発注する側としては、なかなか安心できません。 何より、一般競争入札は、事務の手間がハンパではありません。 極端な話、小さな入札の場合だと、事務の人件費が入札額予定額を超えることも否定できません。 ですので、現在のところ、入札の主流は、指名競争入札です。 くわしいのは、 http://ssss.jp/~tamintei/hikari.html ・・・かな? Copyright (C)K.K. 2002-2005 All Rights Reserved.
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