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_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 地方公務員拾遺物語 【第130号】 〜消防団出動【警察犬出動編】〜 2005/3/20 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ このメルマガのコンセプトは、「地方公務員の雑談」。 これは、事実か虚偽か、フツーか特殊か。 すべて読者のご判断に委ねます。 ■もくじ■ 【１】消防団出動【警察犬出動編】 【２】解説 【３】編集後記 _______________________________________________________________________________ 【１】消防団出動【警察犬出動編】 山中で行方不明者が発生。 消防団に招集がかけられた。 進む捜索。 しかし、倒木や竹で荒れた山に捜索隊は音を上げた。 団員Ａ 「なんてこった。これじゃ、前へ進めない」 団員Ｂ 「最近じゃ、誰も、山の手入れをしないからな」 団員Ａ 「もうダメです。人間の入れる状況じゃありません」 団員Ｂ 「えーい、軟弱な」 団員Ａ 「本業は、事務職なんです。普段、山なんて入りませんよ〜」 その時、後ろから叫ぶ声がした。 団長 「おーい。応援が来たぞ。もうすぐ警察の警察犬チームが登ってくるぞ！」 団員Ａ 「やった。これで、交代できる！」 時を待たず、後方から接近してくる警察犬の集団。 捜索隊の歓声がそれを迎える。 しかし、警察犬は、捜索隊の最前列を目の前に、足を止めた。 団員Ａ 「どうしたんです？どうして、前に進まないのですか？」 警察官 「うん。こんな荒れた山で、捜索できるような訓練はしていない」 団員Ｂ 「は？」 警察官 「とりあえず人間の進入できるところってのが、警察犬の行動範囲の限界なんですよ」 団員Ａ 「マジですか」 警察官 「そーいうことで、警察犬は、これより後方の再捜索を行います」 団員Ｂ 「えーい、軟弱な」 ______________________________________________________________________________ 【２】解説 意外なことですが、警察犬は荒地や障害物には弱いようです。 特に、荒れた竹林など、足元の不安定なところには弱いようです。 あと、低木が密集していると、もうダメ。 人間が伐採して道を切り開くほか、手はありません。 私も、目の当たりにして意外に思ったのですが、警察犬は山狩りには不向きのようです。 密集した細林を目の前に、警察犬が尻込みする姿を見たときは、ホントげんなりしました。 警察官によると、警察犬が得意とするのは、あくまで捜索。 突破口を切り開いたり、先導したりするのは、人間の仕事だそうです。 いや、適材適所は、人間でなくても大事なんですね・・・ ______________________________________________________________________________ 【３】編集後記 本文とは関係ありませんが、昨日、紀宮殿下が正式にご婚約されたとのこと。 おめでとうございます。 おめでたい時に、こんな話もなんなんですが・・・ 以前、私の古い友人が、宮内庁に、 「（昭和）天皇陛下のお名前を教えてください」 と、電話で問い合わせたことがあります。 当時、私たちは中学生で、夏休みの宿題で、レポートを書いていました。 今から思えば、周囲の大人に聞けば済んだのですが、その時は、夏休み最後の数日でテンパっている状態。 ストレートな手段しか、思い浮かびませんでした。 その時、宮内庁の担当者は、陛下のお名前を教えてくれることもなく、ただ、一方的に私の友人に暴言を吐いた後、電話をブチ切りました。 あまりに不快な出来事でした。 以来、私の中で宮内庁＝古い役所体質の総本山。 というイメージが固まってしまいました。 実際、役所に入ってからも、宮内庁関係の仕事は、悪い意味での「お役人的」な思い出しかありません。 全く国民の側を向いていなかったことを思い出します。 今の宮内庁がどうかは知りませんが、官報や宮内庁ホームページの「行間」を読む限り、あまり変わっていないような気もします。 そんなこともあってか、紀宮殿下が、皇室という宮内庁の縄張りを離れられることを、非常に喜ばしく感じてしまいました。 とにかく、ご自身とダンナさん、力を合わせて、新しい世界を生きて行かれることを、心から祝福しています。 お幸せに。 Copyright (C)K.K. 2002-2005 All Rights Reserved.
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