since 2002/9/20



_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

地方公務員拾遺物語 【第121号】
   〜猟師の気持ち〜
                    2005/1/16

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/



■もくじ■
【1】猟師の気持ち

【2】解説

【3】編集後記

_______________________________________________________________________________

【1】猟師の気持ち

職員A 「最近、野生の猿が増えて、農作物を荒らすんです。鉄砲で射殺してくれませんか?」
猟師 「嫌だ」
職員B 「どうしてです?」
猟師 「人間顔しとるヤツを殺すのは、気持ち悪い」
職員A 「あー、納得」
職員B 「・・・で、何でオレの顔を見る?」
職員A 「サルと人間は似てるな・・・と。あ、いや、一般論としてです」
職員B 「・・・」

______________________________________________________________________________

【2】解説

猟師は生きている動物の生命を奪います。
猟銃を使い、遠距離から。
罠を使った時は、その手に持った山刀で。
それは、自らの生活の糧とするためであり、非難されることではありません。

さて、あなたは、生きている動物の生命が奪えますか?
あたたかい、赤い血の流れている生き物を、その手で殺せますか?

多分、私にはできないでしょう。

今回、登場する職員A氏。
簡単に「射殺してくれ」などと言っていますが、単純に住民要望を実行しようとしただけのこと。
もちろん、自らの手を血に染めることは、考えていなかったでしょう。
また、生きているものの命を奪うという行為にまで、思い至っていなかったのかもしれません。

猟師には、他の生命を奪えるだけの心の強さがあります。

しかし、ヒトと同族である霊長類を殺すことは、ためらわれるようです。
多分、この猟師さんは、何があっても、人間に銃を向けることはないでしょう。

命の尊さを知っているのは、命を奪う者なのであるかもしれません。

______________________________________________________________________________

【3】編集後記

山で猟をするためには、狩猟免許が必要です。
大体、夏前くらいに試験があります。

11月の中旬になると猟期がはじまります。
2月頃までは、山に鉄砲を持った猟師のみなさんが出入しています。
また、鉄砲を使う猟には、猟犬が随伴することもあります。
あと、鉄砲より怖い仕掛け罠も散在しています。

秋冬の山歩きは気持ちのいいものですが、山道を外れる時は、十分注意しましょう。

Copyright (C)KK 2002-2005 All Rights Reserved.

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

■このメールマガジンは、下記のシステムによって配信されています。
 まぐまぐ http://www.mag2.com/
■このメールマガジンは、受信者個人の責任においてお楽しみ下さい。
 当メールにより生じる損害等について責任は負いません。
 もちろん、行政訴訟・損害賠償等の証拠になるものではありません。
■このメールマガジンの内容の無断転載を禁止します。

地方公務員拾遺物語 【第121号】 〜猟師の気持ち〜
                    発行者:KK
                     http://kkmmg.fc2web.com/
登録・解除はこちらから
http://www.mag2.com/m/0000098486.htm

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/





Copyright (C)KK 2002 All Rights Reserved.


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送