_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 地方公務員拾遺物語 【第121号】 〜猟師の気持ち〜 2005/1/16 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ■もくじ■ 【1】猟師の気持ち 【2】解説 【3】編集後記 _______________________________________________________________________________ 【1】猟師の気持ち 職員A 「最近、野生の猿が増えて、農作物を荒らすんです。鉄砲で射殺してくれませんか?」 猟師 「嫌だ」 職員B 「どうしてです?」 猟師 「人間顔しとるヤツを殺すのは、気持ち悪い」 職員A 「あー、納得」 職員B 「・・・で、何でオレの顔を見る?」 職員A 「サルと人間は似てるな・・・と。あ、いや、一般論としてです」 職員B 「・・・」 ______________________________________________________________________________ 【2】解説 猟師は生きている動物の生命を奪います。 猟銃を使い、遠距離から。 罠を使った時は、その手に持った山刀で。 それは、自らの生活の糧とするためであり、非難されることではありません。 さて、あなたは、生きている動物の生命が奪えますか? あたたかい、赤い血の流れている生き物を、その手で殺せますか? 多分、私にはできないでしょう。 今回、登場する職員A氏。 簡単に「射殺してくれ」などと言っていますが、単純に住民要望を実行しようとしただけのこと。 もちろん、自らの手を血に染めることは、考えていなかったでしょう。 また、生きているものの命を奪うという行為にまで、思い至っていなかったのかもしれません。 猟師には、他の生命を奪えるだけの心の強さがあります。 しかし、ヒトと同族である霊長類を殺すことは、ためらわれるようです。 多分、この猟師さんは、何があっても、人間に銃を向けることはないでしょう。 命の尊さを知っているのは、命を奪う者なのであるかもしれません。 ______________________________________________________________________________ 【3】編集後記 山で猟をするためには、狩猟免許が必要です。 大体、夏前くらいに試験があります。 11月の中旬になると猟期がはじまります。 2月頃までは、山に鉄砲を持った猟師のみなさんが出入しています。 また、鉄砲を使う猟には、猟犬が随伴することもあります。 あと、鉄砲より怖い仕掛け罠も散在しています。 秋冬の山歩きは気持ちのいいものですが、山道を外れる時は、十分注意しましょう。 Copyright (C)KK 2002-2005 All Rights Reserved.
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