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_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 地方公務員拾遺物語 【第102号】 〜住民基本台帳ネットワーク【虚偽広告編】〜 2004/9/12 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ このメルマガのコンセプトは、「地方公務員の雑談」。 これは、事実か虚偽か、フツーか特殊か。 すべて読者のご判断に委ねます。 ■もくじ■ 【１】住民基本台帳ネットワーク【虚偽広告編】 【２】解説 【３】編集後記 _______________________________________________________________________________ 【１】住民基本台帳ネットワーク【虚偽広告編】 とある職員と戸籍担当窓口の受付嬢の会話・・・ 職員Ａ 「ねぇ。住民基本台帳カードを作っとくと、引越しで転出する時、転出する先の役所に、住民基本台帳カードを見せるだけでよくなるんでしょ」 受付嬢 「ううん。」 職員Ａ 「へ？でも、総務省のパンフレットに、転出前のまちの役所には手続きに行かなくてよくなるって書いてあるよ」 受付嬢 「あのカードね、引越ししたら、前に住んでた自治体に、返却しなきゃなんないの。あなた、個人情報の入ったカードを郵送する勇気ある？」 職員Ａ 「つまり、結局、前に住んでたまちの役所に返しに行く必要があるってか？」 受付嬢 「そうそう（笑）」 職員 「なんか、微妙に虚偽広告の疑いを感じるんですが・・・」 ______________________________________________________________________________ 【２】解説 住民基本台帳ネットワークカード。 その広報パンフレットでうたわれている、利用メリットの第一は、 「どこの役所でも住民票がとれる」 ・・・ことです。 そして、第二が、 「引越しの届出が１回で済む」 ・・・なのです。 しかし、冷静に考えると、人生のうちで、引越しするなんて、そう、たびたびあるものではありません。 ついでに言うなら、引越しする時は、わざわざ500円（全国平均）を払って作った、住民基本台帳カードは、失効してしまうのです。 なんか、筋の通らないものを感じるのは、私だけでしょうか・・・？ ちなみに、通常、引越しの場合、住んでいる市町村に転出届を行い、転出証明書の交付を受けた上で、引越先の市町村に転出証明書を持参して転入届を行う必要があります。 また、住民基本台帳カードを使って転出する場合でも、あらかじめ、郵送かインターネットで付記転出届という書類を転出先に送付する必要があります。 もちろん、郵送料は転出する本人の負担です（苦笑）。 ______________________________________________________________________________ 【３】編集後記 地震＆台風の天変地異週間、いかがお過ごしでしたか？ 私も、それなりに驚きましたが、何事にも平常心が大事だと、再確認する日々です。 「備えあればうれいなし」とは、物理的なもの以上に、気持ちのことを言っているのかもしれませんね。 Copyright (C)K.K. 2002-2004 All Rights Reserved.
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